~本園の年少「のり貼り」保育指導について~
年少組の造形活動が始まりました。今日のテーマは「のり貼り」です。ねらいはのりの使い方を知り楽しんで取り組むこと。
幼児に、のり指導をするとき3歳児、4歳児、5歳児の発達段階にそくして丁寧にそしてあたたかく指導を進めます。
のり貼りの指導は幼児期ではどのように進めているのでしょうか。5歳児でさえまだおとなほど指の巧緻性が発達していません。ましてや4歳児、3歳児の指導をどのように進めて行くのが相応しいのか、保育者の技術指導の在り方が問われます。
ある幼稚園の5歳児の実践で「のりは中指で」という条件を付けて紙製作をさせたところがありますが、子どもたちはとても指を気にかけてのびのびとした本来の製作活動が出来なかったとの報告を聞いています。
なぜのり貼りを背高のっぽの中指で進めることを考えたのでしょうか。どうして中指でのり貼りすることを押し付けようとしたのでしょうか それには理由があったようです。
少し考えてみるとわかることですが、紙面に中指でのり貼りをしたら、残った指、特にきき指の人差し指と親指で紙をつまんで貼るのに大変便利だというそれだけの理由です。おもしろいことに同じ「中指で条件を付けた実践」を小学校2年生では、どのこも何の抵抗もなく生き生きと活動が出来たそうです。
こう考えるとあえて幼児期からしつけのように習慣化させる問題ではないようです。のり貼りについて、中指云々ということよりも、もっとこどもたちに大事なしつけ、つまりしっかり身につけてほしいことがあります。
それは、のりをつけたら、上下左右、斜め方向、特に紙の周囲にまで、満遍なくのばすことや、のりをいっぱいつければつくというものではないことなどをていねいに教えて、しかもあたたかく見守りながら楽しく造形活動が進められるよう援助することだと考えています。
今日から新学期が始まりました。4月8日(土)は入園式があって85名の新入園児を迎えています。
今年度は満3歳児クラスが新設され定員19名の子ども達も随時入園して来る予定です。合わせると104名の園児が入園することになります。10クラス体制で今年度は推移して行きます。職員も総勢40名となり大所帯となりました。
新年少さんを迎えて新年中組さん、新年長組さんの子ども達は沢山の仲間が出来たことを大変喜んでいます。前にいた年長さんが周りにいないことで、ちょっぴり寂しい思いの子もいるようですが・・。
今朝は新年少さんは学級で、新年中組、新年長組はホールで始業式を行いました。新学期を迎えるに当たって園長先生からお話がありました。「進級おめでとう!みなさん今日から園にくる小さなお友だちに「おはよう!おともだちになろう!」と笑顔であいさつしましょう。泣いていたり、困ったり、悲しんでいる人見たら、助けてあげられるお友だちになってほしいと思います。
今日から始まる1年間お友だちや先生と楽しく遊んでいきましょう。・・・」と園長先生のお話しがあり、引き続いて新クラスの担任の先生と補助の先生の自己紹介がありました。みんなで歩こうの歌を歌い始業式を終えました。
先生たちはこの1年間が無事、怪我のないように、病気にならないように みんなが楽しい毎日であるように願いながら、気持ちのいい日々を過して行きたいとの思いを強くしました。
第52回入園式は、4月8日(土)です。