入園したての子どもたちは、ここ2週間の間に、ほぼ落ち着いた学級に変容している。入園直後の何人かは不安だらけのうろうろしていた子どもたち。お母さんと離れるのを嫌がったり、拒んだり、中には泣く子もいたりと、今はどうだろうか、幼稚園はとても楽しいところと感じ始めているところである。
教師たちはこの慣らし保育で、子どもたちが毎日どんな楽しいことがあるのかなあ、とワクワク感を持たせられように、色々な魔法の手を使って保育に当たっている。新琴似幼稚園では慣らし保育期間中に子どもたちを如何に落ち着かせるかに最大の関心を寄せている。これまでの経験則から子どもたちを落ち着かせるには、色々な工夫を試みて来た。
一つは、着替えは補助の手から自分の手でできるように段階的に指導する。トイレ指導は個別指導で対応する。おしめを取り外す指導は手が必要なので3人体制で補助に当たることにしている。着替えの際手のかかる子が多いクラスは主幹やフリー補助教諭が対応する。トイレ指導はひとりがトイレにいても、他の2人で保育が出来る。とにかく4月の目標は楽しい幼稚園であり、幼稚園が楽しいところと毎日実感できる活動をトイレ指導や着替えと平行してもおこなえる教員体制を組むことにしている。
今年度の子どもたちは例年より落ち着きの度合いが早い。それはことり教室(2歳児親子保育)から持ち上がってきた2歳児の保育の成果の一つでもあると同時に、何といっても、これまでの教師の実践に裏打ちされた取り組みの成果でもある。
①保護者と丁寧にコミニケションを摂り情報交換すること②保育に静と動を組み合わせるために、静かに話を聞かせる機会をもたす③エネルギーを発散させるために外遊び、動的な遊具の配置、絨毯の活用、ホールでの活用(サーキットをつくる)リズム体操、歌にふりを付けて歌う等いろいろ工夫して取り組んでいる。
4月は新入園児にとっては特に大切な時期であった。
入園式を終えてから約2週間、慣らし保育も無事終了し、先週から通常保育が始まっている。
待ちに待った園庭の遊具点検も終わり、自由開放で、子どもたちは遊びの自由時間を楽しく過ごしている。暖かい春の日差しをいっぱい浴びながら、園庭のプラタナスや春楡の木影を享けながら、砂場遊び、ブランコ、すべり台、鉄棒、ボール遊び等、思い思いに羽を伸ばしている。子どもの遊び場は楽園そのものとなっている。
園内外問わず、遊びこそ子どもの特権であり、私たち職員は遊びの時間を少しでも保障してやりたい。遊びがあっての幼稚園生活である。園庭では子どもたちの生き生きした遊ぶ姿が見られ幸せそのものとなる。これから遊びがいろいろな姿で創造的に展開されて行くことだろう。学年、学級の組織づくりも例年になく早く進み、学級活動も順調に進んで行けそうだ。一人一人の確かな成長を支えるために、温かく丁寧に支援、保育して行きたい。
3年目を迎えた子ども園の運営は、やっと順調に軌道に乗り、環境整備も出来て来た。年少組では、不機嫌で泣く子も少なくなり、保育室を離れる子も目立たなくなり、徐々に納まり始めている。
新学期、クラス写真撮影では、思いの他、しっかりと身据えて、カメラに納まる子どもたちが多い。2018年4月から幼稚園教育要領が改訂され現場では法令を実践に繋げていく研修が始まっている。本園では2017年度の園内研修総括、2018年度の園内研修(平成30年度教育・保育運営方針)を通して教育課程の再編と今後の教育活動の展開、保育計画の見直し等、これからの保育の改善に向けて議論を深め交わそうとしている。
今年は教育要領元年の年であると同時に、札私幼(札幌私立幼稚園連合会)の会員として北区の公開保育の当番園となっている。平成30年度の研究主題は「子どもたちの今と未来の幸せをねがって」となっている。
上記に掲げた本園の研究主題を重ね合わせて取り組んで行きたい。これから実践に踏み出す最初のねらいや内容は、教育要領の関連する5領域を念頭に入れながら、本園としての具体的な活動をどう取り組んで行くことかに繋がる。この5領域とは幼児の発達の側面から、心身の健康に関する領域「健康」、人との関わりに関すス領域「人間関係」、身近な環境との関わりに関する領域「環境」、言葉の獲得に関する領域「言葉」、感性と表現に関する領域「表現」である。
さらに教育要領では、幼稚園教育の指導の方向性や評価の在り方、教育課程の計画の考え方が明記され、それは、①育みたい資質・能力②幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿③主体的・対話的で深い学び④カリキュラム・マネジメントの確立となっている
私たちは②の項目に関わって、まず「健康な心と体」に注目している。幼稚園生活の始まりの中で充実感を持つて自分のやりたいことに向って心と体を充分に働かせ、見通しを持って行動し、自ら健康で安全な生活を作りだすように領域「健康」に注目している。園庭で遊んだ後は手を洗う、暑い・寒いと感じたら上着を着脱する、部屋の温度、湿度を調節する、給食、お弁当をよく噛んで食べる、嫌いなものにも栄養があると知り、頑張って食べる、みんなで楽しく食べる、トイレの衛生、清潔感などの清掃等といったことからまず始めたい。
食育指導の始まりでもある。衣食住の食、食べることは人間が生きるための基本であるからだ。家庭の支援を得て園と協力して取り組んで行きたい。質の高い保育の第1歩である。
2018年度4月。晴れの入園式に親子で臨んだ子供たちは、隔日からの日常生活ではさまざまな様子を示しています。
園を楽しみにしてすぐに自分で遊びたいものを見つけてその場に行ける子もあれば、何か落ち着ける場所はないかと、うろうろする子、図書コーナー、廊下の階段や手すり、保育室の片隅、ホールの滑り台や穴倉などそこを基点に園の生活を周辺から見つめて徐々に入って行く子もいます。
また身の置き所なく多動に走りまわっている子も数名います。また一方でお母さんに手を引かれ後ろから引きずられるようにしてくる子、園の入り口までは来るのにお母さんの衣服をぎゅっと握りしめて不安を表す子、お母さんから離れられず大泣き叫ぶ子、保育者が近寄っていくと視線を反らし身を反らそうとするなど様々な子ども達もいます。
それでも例年になく子ども達はゆっくりとそして穏やかに落ち着いて幼稚園生活のスタートを切り始めています。この落ち着き振りは、これまでに培った保育の成果だと私たちは、自負もし正当に評価したいと考えます。0歳からの地域開放事業(親子遊びの会ぴよぴよ広場)、プレースクール親子体験教室(2歳児保育ことり教室)によるところが大きいと思っています。
幼稚園型認定こども園としての最大のメリットは幼稚園でありながら保育者の配置基準が充実出来ることです。それはひとりひとりのありように応じて保育に関わることが出来るようになってきたことです。
保育者と子どもとの信頼関係や安定感を築いていける環境の改善が質の向上に繋げて行けたと思っています。第1ステップ、3日間の慣らし保育が終わり今日から2ステップに入りました。
全学年順調なクラス作りが始まっています。保育の温もりを感じさせる保育実践が始っています。
平成30年度のスタートです。第53回入園式を無事終了出来ました。認定子ども園新琴似幼稚園として開設3年目を迎えております。
これからも人生のスタートに相応しい良質な保育・教育を目指しながら、地域に根ざした魅力ある認定子ども園づくりを行ってまいります。本年度は満3歳児を合わせて約100名の園児が入園してまいります。全園児総数270名を超える子どもたちを、全教職員で支援し暖かく見守って行きたいと決意しております。
入園式の冒頭で園長のあいさつをいたしました。短い時間の中で子どもたちには入園してくる園児を、先生たちは、とても心待ちしていたこと、保護者の皆さんには、子ども達が早く園生活に慣れていけるように、覚悟を決めて、元気に通園できるよう雰囲気づくりをご家庭と園で一緒に作り、これから力を合わせて行きましょうとの旨をお話ししました。入園式は自立への第1歩です。お子さんが親から離れて一歩一歩、確かな歩みを持って大きく成長してほしいと願う一日となりました。
地域の皆様には、これからも幼児教育センターとしての役割をしっかり果たし、本園の教育理念「幼児の全面発達保障と全人格教育」実現に向けて一層精励に努めたいと念願しております。
地域の皆様には、近隣での園児の散歩、通園バス、公園での遊びなどの際には是非暖かく見守っていただければ幸いです。(写真上園長挨拶、下 最年少、年少の担任紹介)